ヒマさえあればスマホは触ってるなぁ~
スマホが無い生活なんて考えられない!
少しの待ち時間や移動時間、誰もが手元のスクリーンに一喜一憂する時代になりました。
今となっては、スマホは手放せないアイテムですよね。
私は現在で29歳ですが、スマホが普及し始めたのは高校生の時でした。
それまでは無くても普通に暮らせていたはずなのに……
そこに違和感と少しの恐怖を感じた私に、その答えと原因を教えてくれた本がこちら。
スマホ脳 アンデシュ・ハンセン 著 久山葉子 訳
この本の内容を私なりにまとめると、
「私たちはスマホに乗っ取られている」
どうも、さとまる と申します。
自分の人生を心から楽しみたい29歳、手取り20万サラリーマンです。
この記事を読めば、
今回は内容が濃かったので、2本の記事(Part①、Part②)にしました。
ぜひ、最後まで楽しんでいってください。
それでは参りましょう。
スマホの依存性はコカインに近い
スマホが生活に入り込み、みんなが当たり前のように使っているため
その影響について考えている人はごく少数派だと思います。
しかし、真剣に考えなければいけない問題なのかもしれません。
なぜなら、IT企業のトップは子供にスマホを与えないからです。
不思議だと思いませんか? こんな便利なツールなのに。
彼・彼女らは知っているのです。
スマホの依存性がドラッグ並みに高いことを。
その証拠に、
ではなぜ、スマホの依存性が高いんでしょうか?
私たちの脳はハッキングされていた!?
結論、
人の体はスマホに適応できていないからです。
そしてその原因は、ドーパミンです。
人間が誕生してから約20万年、そのうち99.9%を狩猟採集民として生きてきました。
自然の摂理の中で生きるか死ぬかの毎日、、、、
立ち止まることは死を意味します。
それゆえ、不確実なものを前にしたとき、
何もしないより行動した方が何かを得られる可能性は高まり、
生存確率は上がります。
そのため、脳は生き残るために人間の体を動かそうとします。
そのときに脳が放出するもの、それこそドーパミンなのです。
要するに、
人間はギャンブル性が高いものや新しいものを
目の前にすると行動したくなる生き物だ
ということです。
事実、そうして勝ち取った経験や知識の積み重ねが
現代における人間の繁栄につながっているのです。
生物の体が環境に合わせて進化するまで、1~10万年かかると言われています。
それに比べ、現代の生活が始まってからまだ数百年しか経っていません。
そして、私たちの体はそのころからほとんど変化していないのです。
ここで、本書を読んで印象に残った部分を紹介します。
ちょっとした「ドーパミン注射」を1日に300回も与えてくれるなんて。
スマホは毎回あなたに「こっちに集中してよ」と頼んでいるのだ。
できるだけ長い時間その人の注目を引いておくにはどうすればいい?
人間の心理の弱いところを突けばいいんだ。
ちょっとばかりドーパミンを注射尾してあげるんだよ。
著者ーアンデシュ・ハンセン 訳ー久山葉子(2020). スマホ脳 新潮社
本書を読むと、スマホがいかに人間の脳をハッキングするようデザインされているのか
恐ろしいほどわかります。
スマホの奴隷のように…
私を含め、少しの時間さえあればポケットやカバンからスマホを取り出し、
何かに憑かれたかのようにスマホの画面に全集中します。
自分の投稿にいいね!が来ていないか、、、
友達から新しい通知が来ていないか、、、
あの漫画の続きが気になる、、、
ライフが回復したからゲームができる、、、
外から見るとかなり異様な光景であることに気づきます。
そして何より怖いのは、自分もその一人であることに気づいていない、
もしくは気づいていても止められないこと。
本書はなぜスマホが短期間で生活の一部となり、
多くの人々を虜にしたのかを
化学的な根拠やデータに基づいて説明してくれています。
そして、スマホユーザーならだれでも共感できる部分がある所も魅力です。
世界中で読まれ、2021年最も売れた新書である理由がわかりました。
まとめ
以下は、まとめになります。
スマホは依存性が高く、それを知っているIT企業のトップたちは子供にスマホを与えない
ドーパミンを放出させるようにデザインされたスマホは、脳をハッキングしていることさえ私たちに悟らせない。
スマホ依存による影響と、その改善法についてはPart②に書いています。
気になる方は、実際に本書を手にとってお読みください。
もしよかったら、ぜひ感想をお聞かせて下さい。
いつでもお待ちしております。
ではまた。
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