どうも!さとまると申します。
普通のサラリーマンである私が実際に読んでみて、魅力を伝えたい!と思った本の
要約・書評ブログを書いてます。
※本記事は4分ほどで読み終わります。
突然ですが、こんな風に思ったことありませんか?
✔日本はどんどん衰退していて、このままだと老後が心配…
✔最近、投資が流行ってるけど何から勉強をしたらいいの?
✔ そもそも日本人はなんで投資をしてこなかったの?
☑本記事の特徴
ということで今回、ご紹介する本はこちら!
「 ビジネスエリートになるための 教養としての投資」
奥野一成 著
著者である奥野一成さんは、農林中金バリューインベツメント株式会社(NVIC)のCIO(最高投資責任者)です。
同社は100億円を10年で30倍にした実績があります。
そんな投資先の採取的な判断をしているのが奥野さんなのです。
「日本のウォーレン・バフェット」とも言われています。
すごすぎて想像もできませんよね(笑)
それではさっそく、要約・書評にいきましょう!
本の概要
投資=ビジネスの教科書
ビジネスで成功するために必要な能力は総合力です。
総合力とは、バラバラのものを1つにまとめ上げる能力のこと。
学生時代に学んだ国語や数学、社会、理科などの科目ををうまく組み合わせ、
自分なりの仮説を導くことが投資やビジネスで成功する確率が上げてくれるからです。
このような投資家の思想によって、会社や世界の動きをが見えるようになります。
つまり、経営者と同じ視点に立つことと同じなんです。
だから教科書と言えるんですね。
労働者2.0を目指せ
投資を学ぶ上でまずは労働者2.0を目指しましょう。
労働者2.0 …自分で働いているマインド。能動的。自分の才能を売る。
自ら問題を発見し行動することで、仮説を立てる力を養うことができるからです。
自己投資は最強の投資
そして、将来の選択肢を得るためには「自分」という土台を整えることが必須です。
自分の能力や知識が増えるほど、企業を選ぶ能力も上がるからです。
例えば、テクノロジーの知識を身につけ、世界で活躍するテクノロジー企業の事業内容を見れば、
次に何が来るのか自分なりの仮説が立てられますよね。
投資嫌いな日本人
日本人が投資に消極的なのには2つの理由があります。
戦後に三井,三菱,住友など日本の財閥は解体され、資本家の成功体験は失われたから。2.労働者にならざるを得なかった
戦後の日本では労働力が唯一の資本であり、汗水たらして働かざるを得なかったから。
体を使わずに稼ぐことが卑怯とか、日本はモノづくりの国という認識が広まったのも
これらが原因と考えられています。
しかし、誰かに価値を提供した対価こそ「収益」であり、体を使ったかどうかは関係ありません。
その点、投資は脳みそに汗をかくことで収益を得ていると言えます。
(このフレーズは本書の中でも個人的にお気に入りです☆彡)
負けない投資法
真の投資とは、長期的に配当金を生んでくれる株を売らずにホールドし続けることです。
そして、投資先を決めたら5年に分散して積み立て投資することです。
投資先は構造的に強靭な企業を選びましょう。
同業他社に対して競争優位性を保ち、利益を生み続けることができるからです。
構造的に強靭な企業の要素は次の3つ。
→人々にとって必要なものかどうか。消費者の課題を解決している。
「高い参入障壁」
→誰も勝負したがらないほど圧倒的に強いかどうか。事業拡大で付け入るスキを与えない。「長期潮流」
→普遍的で不可逆的なこと。例えば、長生きしたい欲望、世界的な人口増加
※本書には具体的な銘柄もいくつか記載されています。
気になった方はぜひお手に取って読んでみて下さい。
感想
本書の読みやすさ
ページ数は250Pほどで、読みやすいと感じました。
何より著者の奥野さんが自信満々なのが伝わってきて、信頼できる本だと思えました。
後半 …具体的にどんな投資をすればいいのか、どうやって投資先を判断すればいいのか
こんな人にオススメ
投資家になりたい方はもちろん、サラリーマンやこれから就職を控えている学生にも
読んでいただきたいです。
給料をもらっている方、これからもらう方にとって読んでいて損はない本です。
読み終えて思ったこと…
結局、自己投資が最適解だと思いました。
株式投資で負けないためにはかなりの努力が必要で、たとえ猛勉強したとしても
必ず勝てるとは限らないからです。
それなら自分ができることを増やして収入を増やし、余ったお金で投資を楽しむくらいの方が
いいなと思ったからです。
投資がしたくて生きているわけではありませんからね。
遊びたいし、寝たいし、お酒飲みながらYouTube見たいし。
いかがでしたか? 本書は7章で構成されています。
2時限目 私の投資家人生
3時限目 日本人はなぜ投資が苦手なのか?
4時限目 「投資」と「投機」は違う
5時限目 売らない株を買えばいい
6時限目 ファンドマネージャー流株式投資で成功するコツ
《補講》 資産形成で失敗しないために
今回取り上げたのは第1、3、5章です。
もっと深く知りたい!と思ったら、実際に本書を読むことをオススメします。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
最後に本書中で印象的だった一文を添えて締めたいと思います。
本当に成功できる人は、学ぶことを苦痛とは感じていません。
むしろ努力することを楽しんでいます。
学ぶことを楽しんでいます。そして、旺盛な知識欲と実行力で邁進していった先に、
見たことのない新しい景色が見えてくるのです。著者-奥野一成
(2020). ビジネスエリートになるための教養としての投資 ダイヤモンド社
本を読む時間が無い!、という方には「耳で聞く読書」がオススメです。
詳しくは下のリンクからどうぞ。(急な広告、失礼します。。。)
ではまた。
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