【4分で解説!】要約・レビュー『死は存在しない』

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それは、どれほど「意識の不思議な現象」が体験され、報告されても、「現代の科学で説明できないものは、存在しない」とする、頑迷な立場と言える。

しかし、もし、「科学」というものが、本来、「世界の真実の姿を探究する」ことを目的とするものであるならば、むしろ、こうした無数に報告される「意識の不思議な現象」が、どのような原因で生まれてくるのかを、謙虚な姿勢で、真摯に見つめ、探究し、仮説を立て、その検証に向かうべきであろう。

著者-田坂広志(2022). 死は存在しない 光文社

どうも! 手取り20万サラリーマンのさとまると申します。

今回、ご紹介する本はこちら!

 

死は存在しない ~最先端量子科学が示す新たな仮説~
田坂広志 著

 

 

突然ですが、死は存在しない、と言われてどう思いますか?

・いつか必ず死ぬんだから、死は存在するんじゃないの?
・オカルト的な話? ん~興味ないかなぁ………
・死は存在しないってことは、もう死んじゃった人もみんな生きてるってこと?(笑)

正直、実感が湧かなさすぎて全然ピンと来ないですよね、、

亡くなった人にはもう会えないんだから、そこには確実に死は存在してるのに、、、

 

しかし、本書は「ある仮説」を元に、死は存在しない可能性を示唆しています。

そう、まだ可能性の話なのです。

タイトルでは言い切っていますが、あくまで死は存在しない!…かもしれない、というだけです。

 

そんな本書の中で、大きく次の2つを意識する必要があると思いました。

・「死」をどのようなものと定義するか。
・「ある仮説」の信憑性はどのくらいか。

 

本記事では、私が新たな価値観を得られた章についてまとめています。

※全文読まなくても、太字のところだけでもわかるようになってます。

ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。

 

Q.死は存在しない、ってどういうこと?

 A.もし死後の世界があるなら、「死=肉体の死滅」であって意識は死後の世界で生き続ける。
そして、「ある仮説」が正しければ死後の世界は存在するかもしれない。
だから、死は存在しない。

 

正直、最初は

えっ、何言ってるの??

と戸惑いました(笑)

 

しかし、次の項目でお話ししますが、「ある仮説」が本当だったら死後の世界が存在するということらしいです。

そして、その死後の世界とは肉体を持ったままではたどり着けない場所なのだそう。

つまり本書では、肉体の消滅ではなく意識の消滅のことを「死」と定義しています。

もったいぶって申し訳ありません、、

さぁ、いよいよ「ある仮説」のご紹介です。

 

Q.「ある仮説」って何?

 A.ゼロ・ポイント・フィールド仮説。 (名前カッコイィ~(笑))

宇宙のどこかにゼロ・ポイント・フィールドと呼ばれる場所があり、ここに宇宙のすべての出来事の情報が記録されているはず!、という仮説。

 

本書のサブタイトルにあるように、最先端量子科学の世界ではこんなウソみたいな仮説が真面目に言われているみたいなんです。

詳しい説明は省きますが、(そもそもできませんが…)もしこの仮説が正しければ、

たちの肉体が死滅しても、意識はそこで生き続けることができるそうで。

もしそうなら、次にこんな疑問もわいてきませんか?

 

Q.もう死んじゃった人の意識も生きてるってこと?

 A.生きている可能性はあるが、死後の意識は変化し続けるから生前のままではない。そして、宇宙の一部となって存在しているかもしれない。

 

はい、もう正直何を言っているのかわからんです。。。

ゼロ・ポイント・フィールドでは、宇宙誕生から現在までのありとあらゆる情報が詰まっており、その中の一部として我々の記憶が保存されているのです。

ではその中で何が起こっているのかというと、情報同士が相互作用しているのだそう。

 

難しいですが、簡単にまとめると意識は変化し続けるということです。

そして変わり続けるので、それは「死」ではなく「生きている」と言えるのです。

 

 

あり得ない、なんてことはあり得ない

ここまでの話を聞いていどう思いましたか?

正直、ぶっ飛びすぎていてにわかには信じられませんよね。

でも、それでいいんです。だって、まだ仮説なんですから。

 

それでも、常識とはかけ離れた思考を垣間見ることができるのが読書の醍醐味だと思うんです。

今はまだ常識ではないというだけのこと、、、かもしれませんし。

 

 

いかがでしたでしょうか?

まだまだ紹介しきれなかった内容が山積みです。

もっと知りたい!と思ったら、実際に本書を読んでいただくことをオススメします。

筆者が体験したフシギな出来事も数多く描かれており、どれも興味深い内容です。

 

今回ご紹介した内容は、私が独断と偏見で選んだ一部にすぎません。

 

本書は以下の構成で書かれています。

序 話 この本を手に取られた、あなたへ
第一話 あなたは、「死後の世界」を信じるか
第ニ話 現代の科学は「三つの限界」に直面している
第三話 誰もが日常的に体験している「不思議な出来事」
第四話 筆者の人生で与えられた「不思議な体験」
第五話 なぜ、人生で「不思議な出来事」が起こるのか
第六話 なぜ、我々の意識は「フィールド」と繋がるのか
第七話 フィールド仮説が説明する「意識の不思議な現象」
第八話 フィールド仮説によれば「死後」に何が起こるのか
第九話 フィールド内で我々の「自我」(エゴ)は消えていく
第一0話 フィールドに移行した「我々の意識」は、どうなるのか
第一一話 死後、「我々の意識」は、どこまでも拡大していく
第一二話 あなたが「夢」から覚めるとき
終 話 ニ一世紀、「科学」と「宗教」は一つになる

私が今回取り上げたのは第ニ、五、八、九のみです。

これを機に、未知の世界をのぞいてみるのも面白いかもしれませんね。

 

本を読む時間が無い!、という方には「耳で聞く読書」がオススメです。

詳しくは下のリンクからどうぞ。(急な広告、失礼します。。。)

【オーディオブック】

 

 

ではまた。

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