どれだけ頑張っても結果が出ないとしたら、あなたがそれを望んでいるからに他ならない。結果が出ない方の未来を、自ら望んで選んでいるのだ。なぜなら、その方が自分にとって利益が大きいからだ。
著者-高森勇旗 (2023). 降伏論 日経BP
どうも! 手取り27万サラリーマンのさとまると申します。
今回、ご紹介する本はこちら!
降伏論
高森勇旗 著
本記事は、こんなアナタにぜひ読んでいただきたいです。
始めに断っておきます。
本書は、諦めて降伏し高望みせず生きましょう、、、という内容ではありません。
むしろ、その逆です。
その理由を知りたい方は、本記事をお読むいただくことをおススメします。
それではどうぞ。
※全文読まなくても、太字のところだけでもわかるようになってます。
ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
Q. なぜ、努力しても成果が出ないの?
A. 努力することと成果を出すことは違うから。
一生懸命努力すれば報われる=”どうすれば成果が出るか”考えるのを諦めた者の思考回路。
今の日本社会は、成果が出なくても一生懸命頑張ってさえいればある程度の評価はされます。
結果が出ないのは運やタイミングが悪いからだ!
自分はまだまだこんなもんじゃない!
と思ってしまうのも無理はありません。
つまり、このまま続けていればいつかは報われる時が来ると信じているのです。
しかしここでハッキリと言います。
今の自分の延長線上に成功があると思っている限り、その成功は永遠に来ません。
今のあなたは、あなた自身の意思決定の結果です。
自身で選んだのに成果が伴っていないということは、意思決定が間違っていたということです。
だからこそ、”今の自分のままでは永遠に成果が出せない”という事実を受け入れ、降伏することから始めなければなりません。
これが、降伏論です。
Q. 成果を出せるようになるために、まず何をすればいいの?
A. ”未完了”を片付けて、本来のパフォーマンスを取り戻す。
その後は、やると決めたことをひたすら考えずにやる。
では、どうすれば成果を出せる理想の自分になれるのでしょうか?
大まかな流れは次の通り。
2.新しくやることを決めたら、自分でアレンジせずそっくりそのままやる。
順番に詳細を見ていきましょう。
1.”未完了”を片付けて、リソースを確保する。
新しいことに取り組もうとするとき、時間・体力・気力・勇気が必要です。
そんな時、
・歯が痛いけど歯医者の予約をしていない
・友達にお金を貸していて、まだ返ってきていない
などの”未完了”があるだけで、何かをやる度に思い出してしまい注意力が散漫になります。
まずはこれらを片付けなければスタートラインにも立てません。
その方法は、10分間で紙にできる限り書き出し上から一つずつ片付けていくだけです。
詳しい対処法は本書をお読みいただければと思います。
2.新しくやることを決めたら、自分でアレンジせずそっくりそのままやる。
次は実際に行動に移しましょう。
新しいことを始める時、
・いい所だけを取り入れよう
・無理せず少しずつやっていこう
といった自己流の判断をしたことがあると思います。
しかし、このような自己流でやってきた結果が今なのです。
ここで忘れてはならないのが、今のあなたはあなたの意思決定の結果であるということです。
だからこそ、本や尊敬する人が紹介してくれた方法をソックリそのままやることが重要なのです。
この時、できない自分を認めることが必要不可欠になります。
これにはストレスを感じるかもしれません。しかし、
本を読んでも行動に移さなければ、時間を浪費しひけらかすための知識をため込んだにすぎません。
Q. 継続するには何をすればいいの?
A. モチベーションが高いうちに、強制的にやらなければいけない状況を作り出す。
ここでは簡単に方法だけ紹介いたします。内容は次の通り。
2.行動を構造化する。
3.フィードバックを他人から得られるようにする。
順番に詳細を見ていきましょう。
1.熱があるうちに約束に変えて強制力とする。
モチベーションが最高潮に達した時、そのままの勢いで約束をするということです。
例えば、
・英語が話せるようになるために、英会話レッスンを予約する。→始まりを決める
・ギターが弾けるようになりたければ、演奏会の日程を決める。→終わりを決める
2.行動を構造化する。
生活の一部に習慣として取り入れてしまいましょう。
家を出る前に筋トレを10分やる、ご飯を食べる前に単語を10個覚える、などなど
また人間の修正を活かしたコツもあります。
“5秒ルール”といって、始めるまでの手間が5秒以内であれば始めやすくなるというものです。
3.フィードバックを他人から得られるようにする。
自分だけの力ではどうしようもない時は、他人の力を借りましょう。
家族や友達から客観的な意見を言ってもらうことで、現状を把握しやすくなります。
感想
ここからは私なりの感想になります。
一言で言うと、かなりスパルタな内容だと思いました。
「今までのお前はクズだ!!」
「まだ自分でどうにかなると思っているのか!!」
「本当にやりたいことがあるなら、できない自分を認めろ!!」
と言われているような気分でした。
※本書にこんな表現は一切ありません。
しかしよく考えてみると、確かに自分に酔っていただけなのかもしれないなと思いました。
成果が出なくても、努力してるうちは許される気がしていただけなのかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
まだまだ紹介しきれなかった内容が山積みです。
今回ご紹介した内容は、私が独断と偏見で選んだ一部にすぎません。
もっと知りたい!と思ったら、実際に本書を読んでいただくことをオススメします。
本書は以下の構成で書かれています。
第2章 考えずにやる
第3章 具体的にやる
第4章 価値の本質に気づく
第5章 言葉を変える
第6章 相手を勝たせる
第7章 自分を働かせる
第8章 自分の「在り方」を決める
第9章 自分の「状態」を高める
今回の記事は、主に第1、2、7章を参考にしています。
本を読む時間が無い!、という方には「耳で聞く読書」がオススメです。
詳しくは下のリンクからどうぞ。(急な広告、失礼します。。。)
ではまた。
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