【5分で解説!】日本人のための『2040年 「仕事とキャリア」年表』

BOOK

どうも!さとまると申します。

一般サラリーマンである私が、実際に読んで魅力を伝えたい!と思った本の

要約・書評ブログを書いてます。

※本記事は5分ほどで読み終わります。

 

突然ですが、こんな風に思ったことありませんか?

✔終身雇用の崩壊とか、45歳定年制とか、どうなっちゃうの…

✔このまま働き続けても退職金をもらえるか心配…

✔物価は上がってるのに、給料増えてない……

 

☑本記事の特徴

・日本企業の未来が予測できる!
・将来に備えて何をすればいいのかがわかる!
・自分のキャリアプランをイメージできるようになる!

 

ということで今回、ご紹介する本はこちら!

2040年 「仕事とキャリア」年表
植田統 著

 

 

本書はデータやエビデンスベースで今起きている社会現象を説明しつつ

未来予測もしており信憑性が高く、非常に納得できる良書だと思いました。

 

それではさっそく行ってみましょう!

 

本の概要

今後20年における日本の未来予測

今起きている働き方の変化は序章にすぎません。

これからはますます変化が激しくなります。

本書では具体的に書かれていますので、一部を抜粋してご紹介いたします。

2025年 「大リストラ時代」の幕開け
2031年 サラリーマン「超格差社会」の到来
2037年 日本企業から「若手社員」が大量流出
2043年以降 日本から「サラリーマン消滅」

働き方自体が根本的に変化し、2043年にはサラリーマンは消滅すると予想されています。

 

えぇ~~~!なんで!?

ハイ、これにはちゃんとした理由があります。

アメリカで流行ったものは日本にも入ってくるのはご存じかと思います。

そして、現在アメリカで主流となっている働き方こそ、ジョブ型雇用なんです。

 

ジョブ型雇用とは

職務内容を明確にし、遂行できるスキルを持ったプロフェッショナルを採用する雇用形態。
個人単位で職務が独立しているから、自分のペースでできる。

日本企業でもすでに取り入れているところはあります。

KDDI、富士通、日立製作所の3社はすでにジョブ型雇用を導入しています。

 

メンバーシップ型雇用とは

一方、日本で主流となっている働き方はメンバーシップ型雇用と言われています。

 

企業のメンバーになりうる人材を雇い、定期異動で総合職を育てる雇用形態。
組織になじみそうな人材を新卒で雇い、OJT(職場内研修)で仕事を仕込まれる。

メンバーシップ型雇用では社内で昇進することがキャリアアップの方法となっていますよね。

でも、ジョブ型雇用においては他社で募集している地位の高いポジションに移ることで

どんどんキャリアアップしていきます。

 

要するに、

仕事の募集を探す → 応募して採用 → 出来高で報酬を受ける → また次の仕事の募集を探す・・・

という働き方に変わっていくんです。

 

将来困らないためにやるべきこと

以上の未来予測をご覧になり、「このままじゃヤバイ!」と感じたあなた。

この先の記事を読んで絶対に損はさせません!

どのようにすればいいかを具体的かつ段階的にご紹介いたします

 

キャリア・ビジョンを描く

初めに、キャリア・ビジョンを描く必要があります。

どんな仕事に就きたいか、何をして収入を得たいか

目標がなければ、そこに到達するまでの戦略が立てられません。

ちなみに最初に決めたビジョンを途中で変えてもいいです。

 

例えば、今はプログラマーになりたいと考えていても、

コンサルタントやYouTuberになりたい日が来るかもしれません。

わからないなら、今の気持ちに素直になるのが正解なんじゃないでしょうか?

 

キャリア戦略を立てる

次に、なりたい自分になるための道筋を明確にします。

目標を決めただけでは今何をすべきかわからないままです。

具体的な計画が必要になります。

 

ゲームクリエイターになりたいなら、

どんな能力や資格が必要か調べる → 専門知識を学ぶ → 実際にゲームを作って練習する →

ゲーム制作会社に転職する → 現場でスキルを身につける → 仲間と独立して会社を立ち上げる

みたいな流れが考えられます。

 

調べればすぐにわかることも多いので、一度やってみて下さい。

 

行動する

そして、なりたい自分に足りないスキルを補うため、さらにスキルを磨くための自己投資や

実際に転職活動を行いましょう。

ジョブ型雇用においては、何ができるか、どんなスキルを持っているかが重視されます。

要するに、特化型の能力値が必要になってきます。

 

何をすればいいかわからない方には、本書で紹介されている次の3つがオススメです。

・専門分野の知識を学び直す
・伝える英語を学ぶ
・自分の言葉で伝える力を学ぶ

専門分野の知識を常に学び、その能力を世界中に伝えることがキャリアアップには欠かせません。

 

キャリアを見直す

行動してお終いではありません。

ジョブ型雇用では自分で考え、自らキャリアの舵取りをしなければいけません。

 

特に変化が激しい昨今においては、その重要性は増していくことでしょう。

常に情報をアップデートすることも効率的にキャリアを築くために大切です。

しかしどんなに時間と労力をかけたとしても、進むべき方向性が間違っていたら意味がありません。

 

かつて世界を席巻した日本の電機メーカーは中国や韓国のメーカーに取って代わられました。

この情報を知らなければ、最新家電製品の開発に携わりたいと思って日本のメーカーを

目指すことになってしまいます。

 

以上のような変化は遅かれ早かれやってきます。

将来に後悔しないために、今できることを少しずつ実践していきましょう。

 

 

感想

 

本書の読みやすさ

全体的に読みやすいと感じました。

特に未来予測は具体的でとてもイメージしやすい内容でした。

サラリーマンの方には共感できる部分が多いと思いました。

 

こんな人にオススメ

ある程度大きな企業に勤めているサラリーマンの方にオススメです。

特に一部上場の企業であれば変化への対応が遅れがちですから、

気づいたときには手遅れなんてことにもなりかねません。

 

読み終えて思ったこと…

会社は自分を守ってくれる存在じゃないと割り切るマインドセットが重要だと思いました。

今は大丈夫でも、一寸先はどうなるかわかりません。

実際、すでに動き始めている日本の大手企業もあります。

行動しなければ成果はゼロのままです。

 

日本企業の多くは今だに高度経済成長での成功体験に縛られ、

ぬるま湯から抜け出せていないと感じました。

会社の方に変化を求めていては時間がかかりすぎます。

個人レベルでどう働くかを選択していくこと、そのためには自立意識が不可欠だと感じました。

 

65歳定年制や年金制度の崩壊がささやかれているのも

「きっと誰かが何とかしてくれる」

と人任せにしてきた我々のツケです。

 

まずクリアな視点で現状を把握し、世界や日本がどんな未来を歩んでいくのかを

見通すことが初めの一歩だと思いました。

危機感を感じたのならすぐに動くべきです。

 

 

いかがでしたか? 本書は4章で構成されています。

1章 ついに日本でも始まるアメリカの「ジョブ型雇用」とは?
2章 日本の「雇用制度」はすでに崩壊している!?
3章 激動の20年を大胆予測!未来の「仕事とキャリア」年表
4章 将来、「仕事とキャリアに困らない」ための準備

今回取り上げたのは3、4章です。

もっと深く知りたい!と思ったら、実際に本書を読むことをオススメします。

 

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以上、参考にしていただけましたら幸いです。

 

ではまた。

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