『未来に先回りする思考法』を読みたいけど、本に慣れていないし、難しそうだし、時間が無くて読めていない…、せめてどんなことが書かれてるかだけでも知りたい!要約・書評が見たい!
☑本記事の内容
どうも!本の魅力に取りつかれた“さとまる”と申します。
私が実際に読んでみて、魅力を伝えたい!と思った本の要約・書評ブログを書いております。
今回、ご紹介する本はこちら!
「 未来に先回りする思考法」
佐藤航陽 著
この本は今までにない発見を与えてくれました。
未来に先回りできる人は、世界の見方が根本的に違います。
※本記事は3分ほどで読み終わります。
まず、著者 佐藤航陽さんのご紹介です。
聞きなれない単語ばかりですが、とにかくすごい人!ということは伝わりますよね(笑)
YouTube ホリエモンチャンネルで講演に出演した動画が視聴できるので、
興味を持たれたらぜひご覧ください。
本の概要
世界はパターンでできている
世界の変化はテクノロジーに支えられており、その変化にはパターンがあると著者は言います。
テクノロジーの進化はその時に偶然起こった「点」ではなく「線」だからです。
インターネットやスマホ、YouTubeが普及したのも、過去からの流れから
いずれそうなることは決まっていたのです。
では、一体どんなパターンで人類は発展してきたんでしょう?
本書では次の3つが存在すると言います。
人間を拡張するもの
テクノロジーは人間が持つ機能を数千~数万倍にしてきました。
人類繁栄の大きな要因となったのもこの理由です。
例えば、
・コンピュータは「人間の頭脳」の拡張
・インターネットは「コミュニケーション」の拡張
人間を教育し始める
テクノロジーが浸透すると、今度はそのテクノロジーを中心に
人間の行動や精神を調整するようになります。
実際、すでに意志決定の中心にテクノロジーは存在しています。
コンピュータでシミュレーションした結果をもとに実験や試行錯誤がなされています。
掌から宇宙へ
前述した人間の拡張の仕方として、テクノロジーは一定の順番で拡張します。
実験室→家庭→社会→地球全体……→宇宙
人類が宇宙空間で生活する日も夢ではないのかもしれません。
「線でとらえる」思考法
未来に先回りするためにはこれらのパターンを見抜く必要があります。
テクノロジーの進化を「点」でしか捉えられていないと、十分な恩恵を受けられません。
これらのパターンを見抜くうえで大切なことが3つあります。
原理から考える
新しいテクノロジーが誕生した時、「なぜ?」と問いかけ原理から理解することです。
製品やサービスは、必要に迫られて誕生しています。
変化が激しい現代において、今まで通用していたものがダメになるのも早いです。
そんな時に陥りやすいワナとして、手段が目的になってしまうことがあります。
例えば、友達や家族に連絡するとき、手紙を書いたり公衆電話を使いますか?
メールや携帯電話で済ませますよね。連絡を取るという原理から考えることで、
テクノロジーの恩恵を受けることができるのです。
(特別なときの手紙は嬉しいですけど(^^♪)
テクノロジーの現在地を知る
そして、現在のテクノロジーについても理解しておく必要があります。
今使われている最新テクノロジーについて、
と問いかけることで、別の選択肢が誕生したときに未来をいち早く察知できるからです。
タイミングを見極める
原理を知り技術的にも実現可能であれば、後はタイミングを見計らうのみです。
完璧にタイミングを読むことは不可能です。
ある程度の誤差は覚悟し情報収集をしながら行動しましょう。
遅すぎても意味がなく、早すぎても世間は見向きもしてくれないからです。
感想
ここからは、30歳サラリーマンの目線から感想を述べます。
本書の読みやすさ
普段から本を読み慣れていない方には少し難しいと思いました。
何より、著者の佐藤さんは本当に頭が言い方だなと思い知らされました……
こんな人にオススメ
著者の佐藤さんが実業家ということもあり、次の方には非常にオススメの一冊だと思いました。
読み終えて思ったこと…
今より生きやすくなる
未来を見据えることができれば早めに準備ができて対応しやすくなります。
変化の激しい現代では急に生活が変化することがあり、事前の準備がカギとなるからです。
老後資金が不足するかもしれないとわかっていれば、今の内から資産形成をすることで備えることができます。
普通に生きていくだけなら必須ではないが…
前述のとおり、個人で稼いでいる方にとって「未来に先回りする思考法」はオススメのスキルです。
ところが、私のようなサラリーマンにとっては必ずしもそうではないと思いました。
会社という大きなコミュニティに属していればその恩恵で守ってもらえるからです。
しかし、テクノロジーの進化は既存のものを淘汰することで人類を繁栄へと導いてきました。
いずれ会社すらも破壊してしまうかもしれません。
会社の原理は、顧客のニーズを満たすことです。
未来に先回りするメリットとして、経験もリソースも乏しい「持たざる者」でも十分な利益が得られることです。
個人が大きな影響力を持ち始めた現代において、全員が同じ目的に向かって進むわけですから
競争は激化していくことと思います。
いかがでしたか?本書は4つの章で構成されています。
第2章 すべてを「原理」から考えよ
第3章 テクノロジーは人類の敵なのか
第4章 未来に先回りする意思決定法
今回取り上げたのは第1、2、4章の一部です。
もっと深く知りたい!と思ったら、実際に本書を読むことをオススメします。
以上、参考にしていただけましたら幸いです。
最後に本書中で印象的だった一文を添えて締めたいと思います。
誰がいつ実現するかは最後までわかりません。
しかし、何が起きるかについては、おおよその流れはすでに決まっています。
人が未来をつくるのではなく、未来のほうが誰かに変えられるのを待っているのです。著者-佐藤航陽 (2015). 未来に先回りする思考法 ディスカヴァ―・トゥエンティワン
ではまた。
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