いつもスマホに気を取られてる気がする……
スマホばかり触ってるとどんな影響があるか心配……
ブルーライト、ながらスマホ、決して良いイメージもだけではないスマホ
でもそんなの比じゃないくらい深刻な問題があるかもしれません…
そんな疑問に対し、スマホによる身体への影響と対処法を教えてくれた本がこちら。
スマホ脳 アンデシュ・ハンセン 著 久山葉子 訳
この本の内容を私なりにまとめると、
「スマホ依存は自信も仕事も奪う」
どうも、さとまる と申します。
自分の人生を心から楽しみたい29歳、手取り20万サラリーマンです。
この記事を読めば、
なぜスマホが人をこんなにも夢中にさせるかについては、前回記事(Part①)で紹介しました。
気になる方は先にそちらを読んでいただくと、より理解が深まります。
ぜひ、最後まで楽しんでいってください。
それでは参りましょう。
スマホはあらゆるものを奪う
最初にスマホが何を奪うのか、それぞれ深堀していきます。
・喜び
まず前提として知っていただきたいこと、それは
「比較は喜びを奪う」 ということです。
SNSの発達により、自分と比べる相手は飛躍的に増えました。
昔はクラスメートや同僚だけでしたが、世界中の人々と自分を比べられるようになりました。
比較することで、自分は満足できているのにまだ足りなんんじゃないかと思わせます。
十分喜びを得られていたはずなのに……
・集中力
スマホがあるだけで、
LINEが来ていないか、SNSで何が話題になっているか、
自分の投稿にいいね!が何個ついたか、
そんなことばかり気になってしまいます。
何をしていても、いわゆる常にマルチタスク状態になります。
注意力は散漫になり、集中力も下がるというわけです。
将来、自動化やAIの発達により多くの職業はロボットに取って代わられます。
人に残される仕事は、膨大な情報から精査するといった
集中力を必要とする仕事のみになると予想されています。
しかし、皮肉にもその集中力を奪うのがデジタル社会であり、
その象徴であるスマホなんです。
・記憶力
記憶するためには集中力が必要になります。
スマホが覚えているから記憶する必要なんてないよ(笑)
と思われるかもしれませんが、
その余った脳の容量を効率的に使いこなすためには記憶力が不可欠なんです。
常にスマホで調べながら、家族や友達と楽しい時間を共有したり、趣味に没頭するなんて
寂しいと思いませんか?
・時間
スマホをイジっていたらあっという間に時間が過ぎた、時間が溶けた
なんて経験ありませんか?
これはイメージしやすいと思います。
残ったのは快楽後の虚無感だけ、その奪われた時間で一体どれほどのことができたか…
少しでもいいから運動を
スマホ依存を防ぐためには、運動が最も効果的です。
前回の記事でも述べましたが、人類が地球に誕生してから現在に至るまでの
99.9%の時間を狩猟採集民として生きました。
その中で脳は人類の生存を最優先とし、あらゆる動機づけ(主にドーパミン)によって
人の身体を動かしてきました。
その頃から現代まで、人の身体はほとんど変化していないのです。
つまり、狩猟採集民に近い行動をとれば身体の健康は保たれ、生存するようにできているんです。
それが運動なんです。
大昔の人はじっと座ってパソコンと向き合うのでもなく、仕事のプレゼンをするでもなく、
獲物を追いかけ、食物を採取していたんですから。
スポーツができる子は勉強もできるなんて話きいたことありませんか?
実は科学的な根拠があったんです。
ここで、本書を読んで印象に残った部分を紹介します。
身体の鍛えられた狩猟者や採集者は、現在のトップアスリートのレベルを超えている。
(中略)
一方、現代人の身体のコンディションはお世辞にも良いとは言えない。
「現代人の体型はかなり悲惨なものだ」
著者ーアンデシュ・ハンセン 訳ー久山葉子(2020). スマホ脳 新潮社
※本書で推奨されている運動の目安は、週に2時間=45分×3回の軽い運動
(心拍数が少し上がる程度)
コンピュータやインターネット、スマホを使いだしたのは、
人類の歴史から見れば、”ごく最近の出来事” でしかないんです。
スマホは使っても使われるな!
今までネガティブなイメージばかり述べましたが
スマホが便利なツールであることには変わりません。
適切に使うことで、心身ともに健康で楽しい人生を送ることができます。
それができるかはどうかは、自分次第です。
人の身体の進化に比べ、テクノロジーの進化ははるかに早く
私たちが生きている間に身体がスマホに慣れるのは不可能です。
そんな時代が来たとしても、数万年先の話であり、
そのころにはまた見たこともないデバイスが世界中に広まっていることでしょう。
(身体の慣れさえもテクノロジーで克服できるかもしれませんが、、、)
本書は、なぜスマホが短期間で生活の一部となり、多くの人々を虜にしたのか、
化学的な根拠やデータに基づいて説明してくれています。
そして、スマホユーザーなら誰でも共感できる部分がある所も魅力です。
世界中で読まれ、2021年最も売れた新書である理由がわかりました。
まとめ
以下は、まとめになります。
スマホ依存になると喜び・集中力・記憶力・時間が奪われる。
これらはデジタル社会で幸せに暮らすためには必要なものばかり。
散歩、ヨガ、筋トレ、ランニング、あらゆる運動に効果がある。
脳は身体を動かすためにあるのだから。
気になる方は、実際に本書を手にとってお読みください。
もしよかったら、ぜひ感想をお聞かせて下さい。
いつでもお待ちしております。
ではまた。
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