私たち人間は、進化の過程で、目を閉じられるようにまぶたが発達しました。
しかし耳には、まぶたに相当する構造はありません。耳は閉じません。著者-ケイト・マーフィ 監訳-篠田真貴子 訳-松丸さとみ(2021). LISTEN 日経BP
どうも! 手取り20万サラリーマンのさとまると申します。
今回、ご紹介する本はこちら!
「 LISTEN」
ケイト・マーフィ 著 篠田真貴子 監訳 松丸さとみ 訳
みなさん、コミュニケーション能力(コミュ力)欲しくないですか?
わたしもこの内いくつかの悩みを抱えていました。
人生において人間関係がうまくいかないということは死活問題です。
しかし、本書に出合えたことでわたしの悩みは吹き飛びました。
普段から会う人とも初めて会う人とも会話が盛り上がるようになったからです。
さらに本書には、人生を楽しむコツまでもが書かれています。
本記事では、中でも私が共感した部分をご紹介いたします。
※全文読まなくても、太字のところだけでもわかるようになってます。
Q.コミュ力を上げるには何が必要なの?
A.「聞く力」。聞くことで相手への理解が深まり、同時に自分自身への理解にもつながり、価値観が広がるから。
コミュ力と言われて真っ先に思い浮かぶものは何ですか?
話し方の上手さ、雑談力、性格の明るさ、、、などをイメージされたかと思います。
しかし、本当に必要なものは「聞く力」です。
コミュニケーションは言葉のキャッチボールと言われるように、話す人と聞く人が必要です。
そして私たちは常に誰かに話したい生き物なんです。
初めて会う人だと話してこないかもしれませんが、それも時間の問題。
少し慣れれば話をしたがります。
相手が話したがっているんなら自分は聞き手に徹すればいい、ということです。
でもそれが簡単ではないんです、、、
Q.なんでは私たちは相手の話を聞けないの?
A.話より脳の回転速度の方が圧倒的に速いから。
こんな経験ありませんか?
・反対意見を聞いてる中、、、「ギャフンと言わせられるセリフは?」
・意中の相手の趣味を聞いてる中、、、「いつどうやって告白しよう?」
話を聞いているようでいて、実は次に自分がやりたいことで頭がいっぱいになっているんです。
「聞く」とは相手の心を理解することであり、単に言葉を聞いていればいいものではありません。
左から右へ受け流さないでください。
Q.どうすれば聞けるようになる?
A.相手に好奇心をもち、話の動機や内容の妥当性を理解する姿勢をもつ
自分が何を言うか考えるのをやめ、相手に集中することです。
その時、以下の2つを意識しながら聞くことで集中できます。
・なんでこの話をしてくれたんだろう?
・言ってること矛盾してないかな?
途中でアドバイスなんてことはご法度です。
もし何か言いたくなったら、相手が話し終えてからにしましょう。
間が開いてしまいますが、大丈夫。
「あなたのしっかり話を聞いてましたよ」ということを意味するからです。
反対意見も聞ける人は成長できる
「聞く力」を伸ばすことにより、偏見を持たず物事を多面的に考えられるようになります。
自分の考えは間違ってるかもしれないと思うことは恐怖ですが、
この世に絶対なんてものはないんです。
その真実を受け入れるためには自分と違う意見も「聞く」必要があります。
まだまだ紹介しきれなかった内容が山積みです。
もっと「聴く力」について知りたい!と思ったら、実際に本書を読むことをオススメします。
今回ご紹介した内容は、私が独断と偏見で選んだ一部にすぎません。
本書は以下、18のチャプターから構成されています。
CHAPTER2 私たちは、きちんと話を聞いてもらえた経験が少ない
CHAPTER3 聞くことが人生を面白くし、自分自身も面白い人物になる
CHAPTER4 親しい人との仲もレッテルからも「聞くこと」が守ってくれる
CHAPTER5 「空気が読めない」とはそもそも何が起こっているのか
CHAPTER6 「会話」には我慢という技術がいる
CHAPTER7 反対意見を聞くことは「相手の言うことを聞かなければならない」ことではない
CHAPTER8 ビッグヒットは消費者の声を「聴く」ことから生まれる
CHAPTER9 チームワークは、話をコントロールしたいという思いを手放したところにやってくる
CHAPTER10 話にだまされる人、だまされない人
CHAPTER11 他人とする会話は、自分の内なる声に影響する
CHAPTER12 「アドバイスをしよう」と思って聞くと失敗する
CHAPTER13 騒音は孤独のはじまり
CHAPTER14 スマートフォンに依存させればさせるほど、企業は儲かる
CHAPTER15 「間」をいとわない人は、より多くの情報を引き出す
CHAPTER16 人間関係を破綻させるもっとも多い原因は相手の話を聞かないこと
CHAPTER17 誰の話を「聴く」かは自分で決められる
CHAPTER18 「聴くこと」は学ぶこと
私が今回取り上げたのはCHAPTER2、6、7,10、15,18
本記事は、米国のジャーナリストの著者が数々のインタビューから厳選したエピソード話が中心で
非常に読みやすく、本を読まない方にも楽しめる内容になっております。
少しでもあなたの人間関係が良くなればこんなに嬉しいことはありません。
本を読む時間が無い!、という方には「耳で聞く読書」がオススメです。
詳しくは下のリンクからどうぞ。(急な広告、失礼します。。。)
ではまた。
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