どうも! 手取り20万サラリーマン ”さとまる” と申します。
今回ご紹介する本はこちら
「 FIRE 最強の早期リタイア術 」
クリスティー・シェン ブライス・リャン 著
岩本正明 訳
こんな方にぜひ読んでもらいたい本です。
FIREとは、不労所得で働かなくても生きていける価値観のこと
語源は経済的独立・早期退職の略
(=Financial Independence Retire Early)
著者らはFIREブームの火付け役と言っても過言でなく、
貧困体験をもとに培われた考えや動機→解説の順で書かれており、
とても説得力があります。
それでは、早速まいりましょう!
※全文読まなくても、太字のところのみでざっくりわかるようになってます。
4%ルール
初っ端から本書の肝をお伝えします。
それはFIREに至る最大にして唯一の方法、4%ルール
このルールに則った方程式がこちら
FIRE 達成金額 = 年生活費 ÷ 4%
つまり、生活費さえ把握していれば、何円でFIREできるかわかるってことです。
例)年間生活費が400万の場合、
400万 ÷ 4% = 1億円
4%ルールの前提条件はインデックスファンドへの長期投資
個別株ではなく株式市場に投資し、長期の資産運用(価格が上下しても売らない)は
リスクを極限まで減らしてくれるんです。
オススメのインデックスファンド
著者はS&P500がオススメしています。
これは米国の上位500社で構成された指数に投資するということです。
この指数はよくできていて、時価総額が高い企業の割合を自動で大きくしてくれます。
その逆もまたしかり。
支出を見直す
投資に回す資金が無いんだよ~
はい、資金が無ければつくりましょう。
支出はこの3種類のみ
まず、支出を抑えて財布からのお金の流出を止めましょう。
支出には3種類あります。
ではどのように削ればいいんでしょうか?
支出を削る具体的な順番
次のように支出を削っていきましょう!
2.最初はキツいが慣れる基礎的な支出(外食、交際費など)
3.想定外な支出の原因となるモノ(車、家など)
使ってないのにお金を払っている、同じクオリティで低価格、というものは以外に多く
面倒くさいかもしれませんが、一回やれば効果は長~く続きます。
私たちがゴミとして捨てるもので十分生活できる人々が、世界には五万といます。
痛みが伴う支出カットも慣れればニューノーマル
(マスクが当たり前になったように)
最後に、ここまで頑張った自分にご褒美をあげましょう。
筆者曰く、「モノより経験にお金を使いなさい、飽きないから!」
最も現実的なFIREは、支出を最適化することです。
収入は簡単には上がらないけど、支出はコントロールできるはず。
それも1週間や1ヶ月で終わらず、FIREするまでずっーと続けるんです、
本当にFIRE達成したければ。
サイドFIRE
いきなり節制しろなんて言われてもムリ…
残された道は、収入を上げること
副業などの収入を得ながら生活費を賄うこと
それは、まさに本書で言われているサイドFIREなんです。
資産配当に100%頼らず副収入で補えるということ
例)副業で年100万(月8.3万)の収入の場合、
(400-100)万 ÷ 4% = 7,500万円
最初の例より、2500万円も早くリタイアできることになります。
いや、働いてるじゃん!!
と思いますよね?
確かに働いてお金を得てますが、その仕事が
自分の好きなこと、好きなタイミングでできる
となったら話は変わってくるとおもいませんか?
これこそ、筆者(あと私も)がオススメするサイドFIREなんです。
サイドFIREのメリット
副業にはたくさんのメリットがあります。
本格的にFIREしたい人にとっても、通過点としても適しているのがサイドFIREということ。
感想
本書を読んで私がまず最初に思った感想は、
貯金を切り崩さなくても減らない資産があれば、仕事漬けの人生から解放されるんだ!
貯金の文化が根強いのは、昔は安心安定だったからです。
しかし時代は変化しています。
日本の金利は下がり、経済成長も平行線
それでもやっぱり投資が怖いというあなた、まず少額から始めてみましょう。
1,000円/月からでもインデックスファンド(投資信託)は買えます。
自分のお金が増えたり減ったりするのを見れば、興味が湧いてもっと知りたくなるはず。
そして、知れば知るほどやらないと損とわかります。
聞いたり調べる→知識を身につける→実践しながら肌で学習する
怖いのは知らないからです。
現在私は、株式100%で資産をつくることに注力してます。
資産がない&働けるという状態に加え、ある程度はリスクが取れると見込んだからです。
(一般的に、債権を年齢と同じ割合を保有するのが無難と言われますが)
忘れてならないのは、FIREがゴールになってはいけないということです。
FIREは手段であり、時間を切り売りする生活から解放されて何をするか、
必要以上に時間と健康を犠牲にし続けてしまうのです。
(中略)
私はあくまで悲惨な仕事から逃れようとしていたのであり、ほかに死ぬ方法を探していたわけではありません。著者-クリスティー・シェン&ブライス・リャン 訳-岩本正明(2020).
FIRE最強の早期リタイア術 ダイヤモンド社
これが本質であり、モチベーションにもなります。
そのイメージが具体的なほど途中棄権も挫折もなくなることと思います。
個人的なオススメは、副業にチャレンジしてやりたいことを探しながら、
収入UPして目標金額を減らす、という方法です。
昨日までフルタイムで働き、翌日からいきなりFIRE!、、、だと精神衛生面で良くなさそうです。
グラデーションで徐々にやりたいことをやりながらFIREを目指すのが楽しそうだと思いました。
まとめ
以下に本記事の概要をまとめてみました。
・支出を抑えて、インデックスファンドに長期投資
・副業によって資産、スキル、自信が手に入れながらFIREを目指す
定年まで会社勤めする、結婚して親になる、家を買う、それぞれ人生です。
FIREも人生の選択肢の一つでしかありません。
しかし、普通に生活していては決して気づかなかったでしょう。
偉大な本とは、偏った偏見を裏付けるものではなく、視野を広げてくれるもの
ただ生きているだけでは満足できない人はぜひ。
以上で紹介した内容の他にも、子供がいたら、インフレになったら、マイホームか賃貸か、
FIRE後の生活についても書かれています。
気になる方は、実際に本書を手にとってお読みください。
ぜひ感想をお聞かせて下さい。
本を読む時間が無い!、という方には「耳で聞く読書」がオススメです。
詳しくは下のリンクからどうぞ。(急な広告、失礼します。。。)
ではまた。
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